はんなり
- 作者: 遊知やよみ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/12/12
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- 作者: 遊知やよみ
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- 発売日: 2008/12/12
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この話を初めて読んだのは中学生の頃だったと思う。うまくいかないすれ違いとか、誰だって完璧じゃないとか、人の気持ちのリアル感が絶妙でぐいぐい読んで、続きを毎月楽しみにしてた。
立場によって物事のとらえ方も対処の仕方も変わる。何より母親(駒子さん)が正しくないこともある、ってのが子供心にすごいと思った。キレイ事でもなく誰かが悪役ってわけでもなく、そういう事をちゃんとかいてあるのが面白いと思った。(ぶ〜けは大人向けだったからね)
この話で印象的なシーン
一番は、はなちゃんの『和して同せず、どこの家でも長女ってこんなふうなんやろか』って心のせりふ。
ここんちのお姉様みたいにできた姉ではないけれど自分も長女なもので。どうなんやろうって。
もうひとつ庵君が駒子さんからお茶をごちそうになるところ。
自分も食べ物を頂いたら何はともあれ「ごちそうさま」と言うよう意識するようになった。
早く次が出ないかなぁ〜。
今この歳になってもやっぱり面白い。家族ってテーマは個人的に心に響く。
色んな気持ちが渦巻いてじーんとしたり切なくなったりほろりとしたり。