道の途中

学生時代好きで好きで仕方なかったひとが結婚したという話を聞いた。

聞きたくなかったってのが正直な感想。

ふたりが再会してももう何も始まらないのはわかってたしもうとっくに好きなんかじゃないけど、
中途半端で不器用なあの頃は私の胸にしっかり焼き付いていて、懐かしいようなうらやましいような悲しいような悔しいような色んな事がぐっちゃぐちゃになった気持ちは時々よみがえってくる。
これ以上心の中を荒らさないでください。
早くいい思い出にしたい。


女の記憶はファイル上書き、男の記憶は新規ファイル作成だっていうけど、上書きするデータがなかったらいつまでたっても昔のまんま。